おサルみくじと靴下の穴

物々交換カフェで書初めをして

お汁粉をいただいたり

樹にぶら下がったエノアールじんぐうのおサルのみくじをひいた。

 

 

とりまく世界の深い闇の間に間に

そこだけぽっかりと陽があたっているようなのびやかさがある。

 

しかし見渡してみると

かつては誰かの住居だったスペースに

ロープで仕切られ空いた間が

あっちにもこっちにも広がって

確実に押しやられている。

 

以前、中間支援の現場では広報こそがーと

やらかしていたのだけれど

今や受け取る情報の

見分け、嗅ぎ分け、見極めのチカラの方が要と思う。

 

そして出来る限りにおいて

その問題を抱えている人に直接聞くのがいい。

広報の伝え手には明確に伝えたい「イメージ」があり

そこのブレは自分で確かめるしかない。

 

そうして

 

正月はあっという間に去り

今日よりの仕事場では

カカトがぽっかり空いた靴下の穴を

如何に塞いだらいいのか?と

真剣な顔で問われたりした。

 

あまりにデカイ穴の靴下3足。

見れば相手は裸足である。

むむむ。

 

夜と霧ならぬ

人生はその都度の問いに答えていくことにほかならない。

 

 

明日は靴下の穴を

一緒につくろってみよう。

 

おサルみくじに書いてあった。

「ていねいにいけば上々」

 

 *狛犬画像は近所の神社