24日 7月 2016 蜘蛛と糸 蜘蛛の巣が陽に照らされていた。 風にまかせて紡ぎ手は静かに揺れている。 体内からわずかばかりの糸を出しては紡いで あれだけのモノを創るのだから 蜘蛛もやっぱり安穏としているでもないらしい。 …しかし極楽の蓮池の蓮は、少しもそんな事には頓着致しません。 芥川龍之介「蜘蛛の糸」 雲のスキマから誰かが笑ってみている気がした。 tagPlaceholderカテゴリ: 雑記帖, 2016年7月