大真面目に紙くずを描いたのは初めてだった。
目につく本の上に
古い校正原稿を丸めて投げてみる。
足りない。
煙草盆にキセルに
理由もなく瓢箪など置いてみる。
やっぱり足りない。
ファインダを覗いては
また紙くずやらノートを撒いていると
そのうち猫がやってきて
何やってんの?手伝う?
というようにちゃぶ台の上の原稿用紙に乗って遊び始める。
*パシャパシャ「吟醸掌篇Vol.2」へのオマージュ
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今回も大変お世話になった。
「けいこう舎」から
出来上がったばかりの本が届いた。
週末は夢中で読んで過ごした。
小説も映画も
絵も音楽も風景も人も
心を動かすモノに触れる日は
充足した時間になる。
日本文学ののらねこ『吟醸掌篇』。
8月9日発売。
□けいこう舎