あなたの生まれた場所

生まれ育ったまちを離れ

歳月は流れ

人も建物も移ってゆく

 

この夏

一人の人のふる里を歩いた。

 

暑い日ざしの中を

トタン屋根、路地裏を歩いた日。

 

死に目には会えなかったという

その人の母の大きさなど語りつつ

仲間と歩いた夏だった。

 

気づけばもう10月。