誰かと絵を描いてみること@子ども村:中高生ホッとステーション

WAM助成(社会福祉振興助成事業)事業報告書の制作で

表紙絵にするために、子どもと絵を描いてみた。

子ども村:中高生ホッとステーションのスペースは、子どもから高齢者まで色々な人が居場所にしている。

 

「みんなで一緒に」は、きっと苦手な子どもたちだから

わたしは紙を広げて絵の具を垂らしていくだけにした。

やってみたい人は自由に筆を走らせて、出入り自由。

やりたくなくなったら、その場を離れるのもいい。

 

「苦手。学校の絵」と言葉にする子は

枠を外すきっかけを作るだけで、自在に筆を走らせ始める。

 

幾人から「苦手だから●●できないの」と聞かされてきただろうか。

わたしにも記憶がある

「不器用」

言葉を刷り込まれていくうち、何かを始めようとすると

心は傷つかないようにブレーキを踏む。

 

広げた紙の上は自由で、何も間違いがないことを伝え

遊んでいるうちに「怖くなくなる」。

1枚の絵を乾かすうち、他の紙に、今度はその子どもが一人で色を塗り始めた。

色使いが柔らかく美しいクレーの絵のようなモノができた。

 

柔らかいココロに触れるような時間を

久しぶりに過ごした日だった。

 

 

WAM助成(社会福祉振興助成事業)事業報告書のための1枚